鄭塾課題文(見本・翻訳する必要がありません)

 

商船グループ社長の挨拶

 

 まず、海上運輸業は人類及び世界経済にとって必要不可欠な産業であり、また着実に成長し続ける産業であることを認識する必要があります。

 鉄鉱石、石炭、液化天然ガス等の資源・エネルギーの海上荷動きも世界の経済成長率を上回る伸びを見せています。人口大国である中国・インドが経済的に大きく発展するであろう次の30年間には、世界の海上物流は更に大きく成長することが予測されます。

 次に20世紀末から21世紀初頭にかけて目立った経済・産業界の動きとして、グローバリゼーションと企業の寡占化・巨大化が挙げられます。

 成長を続ける産業の中にあって、グローバリゼーションと寡占化が進むとき、海上運輸業界のリーディング・カンパニーとして商船三井は何をなすべきか。それは自明と言うべきでしょう。

 より一層グローバルに事業を展開し、国際競争力を高めて顧客から信頼され選択されるサービスを提供する、そのためにも営業規模の拡大は不可欠です。組織としてまた個人として積極果敢な行動が強く望まれます。

 但し、この積極性は深い洞察力と広い情報力に裏打ちされていなければなりません。深い洞察力は経済の大きな流れを間違いなく読み取ることであり、広い情報力は世界中の顧客との密接な関係の中から得ることができるものです。すなわちマクロ的情報とミクロ的情報の組み合わせがビジネスチャンスを作り上げるのです。

 アンテナを高く張って得られる鳥瞰図的・マクロ的な情報と顧客の懐に飛び込んで得られる個別的・ミクロ的な情報を組み合わせて経営資源投入の優先順位をつけていくこと、すなわち選択と集中が必要です。羅針盤をしっかりと読んで方向を定め、強くしなやかな企業グループを目指して全力疾走していきましょう。